
LED メーカーは 20,000 h や 30,000 h といった数値を提示します。有用な数値ですが、実際に何を意味するかを理解している場合に限ります。
定格が実際に示すもの
LED の寿命は通常 L70(または L80)として示されます。出力が初期値の 70%(または 80%)まで低下するまでの稼働時間です。突然故障する時点ではなく、ランプは動作を続けながら暗くなるだけであり、この数値はジャンクション温度と駆動電流が管理されていることを前提としています。
寿命を縮める 3 つの要因
- 熱:最も支配的な要因です。冷却が不十分な状態で運転したヘッドは、データシートの曲線よりはるかに早く劣化します。
- 過負荷:定格を超える電流を流せば照射強度は上がりますが、その代償は寿命です。
- デューティ:フル出力での 24 時間連続運転は、間欠的な卓上使用より厳しい条件です。
寿命を延ばす 3 つの要因
- 工程が許す範囲での調光:出力も寿命も駆動電流に比例します
- 冷却経路の清浄化:フィルター交換、流量確認、冷却プレートの清掃
- コンベアを止めた状態でフル出力を出さず、実際のライン速度で運転する
ライン上での「寿命」の現れ方
警告灯が点くわけではありません。現れるのは緩やかな変化です。ライン速度を少し落とす、2 回通しにする、同じ設定でも表面がわずかにベタつく、といった現象です。この緩やかな低下こそが実際の信号であり、定期的な照射強度の記録が稼働時間の集計より有用な理由です。
実用上の目安
連続運転で使用する当社の水冷産業用ヘッドでは、出力 70% までの 20,000〜30,000 h が現実的な範囲です。卓上や間欠使用ではさらに長持ちします。いずれにせよ、多シフト生産では概ね 3〜5 年ごとのヘッド交換を予算に組み込み、カレンダーではなく測定記録に基づいて交換できるよう記録を残してください。
価格表ではなく、硬化のご提案
基材、ベルト速度、硬化幅をお知らせください。営業用の定型文ではなく、エンジニアが 24 時間以内に機種、パラメータ、無償のサンプル硬化をご提案します。

